伝説的コーチの指導方法はアメとアメなし
こんにちは、リトです。
親子間であったり、会社という組織内であったり自分が誰かを指導する場面があると思います。
今日は最近読んだ本に指導方法について書いてあったのでその話を書きます。
指導方法というと、誰かの行為を改善させたい時によく使われるのがアメとムチですよね。
できた時には褒めてあげ、出来なかった時は叱るというやり方ですが、私も学生時代はスポーツ部に所属していたのでよく叱られたものです。
決して強豪という訳ではありませんでしたが、よく叱られました。
しかも私達の時代はできるまで水飲むなっていう時代でしたから、練習は上手くいけば休憩(水)で駄目なら罰(筋トレ)という具合です。
まぁ、好きでやっていましたし、その経験が今の自分の糧になっていると言えばそれまでですが、
今回紹介するのは、アメリカのバスケットボールチームの伝説的なコーチであるジョン・ウッデンという人の指導方法です。
彼はチームを12年間で10回に渡り全米チャンピオンに導いた功績があり、歴史上のベストコーチと讃えられています。
ジョン・ウッデンは指導者についてこう言っています。
「指導者とは人々に意欲を起こさせる為に銃を必要としない人の事である」
彼の指導方法は通常の「アメとムチ」ではなく、「アメとアメなし」だった事が後の研究から分かったそうです。
「アメとアメなし」とは
ウッデン方式の指導は、選手が指示通りにできた時は「褒める」、そしてできない時は「褒めない」ことです。
また、選手がミスした時は叱責するのではなく「どうしたら改善できるか?」に焦点を当てた指導をしていたのです。
実際にアメフトや体操、テニスといった競技で「アメとムチ」とウッデン方式の指導法を検証したところウッデン方式の指導法の方が10倍程選手の上達速度があがったそうです。
この指導方のポイントは
できた時は必ず褒めてあげる事と、できない時は叱責とか、グラウンド10周といったその事柄と関係ない罰を与えないという事です。
たしかに、ムチがあると選手や子供は怒られない事に意識がいってしまいのびのびと出来なくなる気がしますね。
最後に昨日は節分でしたよね
私も鬼に扮して子供を怖がらせました。
普通なら、「ちゃんと〇〇しないとまた鬼が来るよ」と言いがちですが、
そこは「頑張って鬼退治したね!泣かないで偉かったよ」と言ったら得意気な顔してました。
〈参考にした本〉